特殊詐欺

特殊詐欺は拡大の一途

 

 

昨年は、偽装、偽称、といった嘘偽りが跋扈した一年だった。

 

 

 

警視庁の発表によると、昨年の1月から11月末までの「特殊詐欺」による被害総額は約425億円にも達し、過去最悪に増したという。
毎日、日本のどこかで一億円以上のお金が騙し取られているということになる。

 

 

身内を装って助けを求める「おれおれ詐欺」と架空の投資や株の儲け話を持ちかける「金融商品取引名目」の2つの手口が7割を占めている。

 

 

一昨日も、地中に含まれる天然ガス「シエールガス」の採掘事業への投資を装った詐欺の主犯格が逮捕された。別件で既に逮捕されていた人物だ。この事件で既にグループ19人が逮捕されている。

 

 

昨日は、最新鋭の注射器を開発したと装って、医療関連会社の未公開株を販売していた詐欺グループ15人が逮捕された。

 

 

身内を装って助けを求める「おれおれ詐欺」「振り込め詐欺」「母さん助けて詐欺」の事件は、例をあげればきりが無いほど連日、新聞紙面に取り沙汰されている。

 

 

近所のおばちゃんに尋ねてみても、自宅に「おれおれ」という電話がきたことがあるという人が少なくない。

 

 

「特殊詐欺」の被害は拡大の一途を辿っている。

 

 

 

21日、警視庁は「特殊詐欺」の対策で、全国会議を行った。

 

 

 

昨日22日、第91代警視総監に就任された高綱直良総監も、詐欺や汚職事件を担当してきた経歴があり、振り込め詐欺の対策に意気込みを見せている。

 

 

 

ところで、特殊詐欺の被害は60歳以上の方が9割を占めているという。

戦後の日本を堪え忍び支えてきた人達だ。

 

 

 

 

60歳以上の方々が、戦後の困難を乗り越えてきたのは、命を育んでくれた自然と故郷を愛し、祖先を敬い、家族や隣人が信じ合い助け合ってきた敬天愛人の精神があったからだ。

 

 

 

ところが、詐欺で逮捕されているのは、60歳以上の方々を支えるべく若い世代である。年配者の信じ合い助け合う精神を逆手にとっての犯行だ。

 

 

米国の顔色を窺い、近隣諸国の恫喝に配慮して、日本人による日本人のための教育が蔑ろとされ、個人の権利ばかりが尊重されてきたことが嘘偽りを跋扈させた原因の一つだと思う。

 

 

逆に、学生といった無知な若者をターゲットにする就活商法やデート商法といった詐欺も沢山ある。

 

 

然るに詐欺は、日本の活力を低下させ、日本人の精神を蝕む国賊である。

 

 


私利私欲の為に、嘘偽りが跋扈する御時世の故、
公園で遊ぶ子供たちに「かわいいね」と素直に声も掛けることも、逆に子供たちも不用意に大人に言葉を返すことが出来なくなってしまった危ない日本。

 

 

新しい警視総監の下、当局には詐欺の撲滅に一層奮励努力することを心より御願い申し上げます。

悪事を孕む嘘偽りは、詐欺に限らず糺さねばなるまい。

 


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