「みたままつり」へ行こう

「みたままつり」へ行こう

靖国神社で戦没者を慰霊する夏祭りとして親しまれてきた「みたままつり」で、露店の出店が中止になったという。

今年は7月13〜16日に行われるが、例年約30万人の参拝客で賑わっていた「みたままつり」に、露店がなくなるのは寂しい限りである。

しかし、最近は若者らが遅くまで酒を飲んで騒いだり、男女が出会いを求めて集う「ナンパ祭り」とインターネット上に書かれたりし、神社などが対応に苦慮していたそうだ。

例年まつりの期間中は、参道に約200の露店が並び、賑わいを見せていたが、数年前から多数の若者らが集まり、露店が閉まった後も近隣で遅くまで騒ぐ若者がおり、周辺の道路にはゴミがあふれるようになった等、近隣住民から神社に苦情が寄せられていたそうだ。

露店が中止になった理由が、なんとも悲しいやら情けない限りである。

「みたままつり」は、その名の通り本殿で英霊をお慰めする祭儀が執り行われ、日本古来の盆行事に因み戦後間もない昭和二十二年から続いてきた、英霊への感謝と平和な世の実現を願って催されてきた祭りである。

日本の神社の祭りを、西洋のフェスティバルやカーニバル、テーマパークのイベントと混同してはならない。

子供のころ、神社のお祭りで金魚すくいやヨーヨー釣り、お好み焼きを食べた思い出は深く心に残っている。夏の楽しみの一つであった。

それでも子供ながらに難しいことは分からぬが、神社には神様が祀られているからと畏敬の念 みたいなものを感じていた。だから神社に集合し遊ぶことはあっても、神社にイタズラしたり、賽銭泥棒をする子供はいなかった。

それは、祖父や親に限らずとも、大人たちが皆で子供に悪いことをすると神様の罰があたるよと躾けていたし、先祖を敬うことも教えていたから自然に身についていた畏敬の念 であり、日本人の精神文化でもあった筈だ。

靖国神社に若者がナンパ目的で集い、酒を喰らい騒ぎを起こし、ゴミを散かしていくとは、その神社の由縁も歴史も尊厳も、全く知らないからだろう。

御霊を慰める気持ちがあったらあり得ない話である。

やはり隔たった戦後教育の産物なのか。

それは、例えば若者が正月に男女でグアムやサイパンに集い乱痴気騒ぎを楽しむのと同じかもしれない。

未だ多くの戦没者の遺骨が眠る南の島々は、こうした若者にとっては単なるリゾート地に過ぎないのだろう。

靖国神社の「みたままつり」から露店が無くなっても、ナンパ目的の若者達は、改心せずに場所を別の祭りに求めるだけだ。

安保法制を巡る論戦で、武力を行使するもしないも、論客は戦後70年日本は平和国家を守ってきたというけれど、本当に守らなければならない他人への感謝や真心を喪失している日本は、とんでもない悲劇に直面しているのではないか。

こんな時世だからこそ、祖霊への感謝や祈り、慰霊のために神仏および祖先をまつる夏の祭りに足を運ぶべきだろう。


(暴排条例が背景にあるという声もありますが、若者の所業とは別問題として取り上げました)





 

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  • 2017.11.18 Saturday
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  • 07:36
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