有害無益

有害無益

「有害無益」とは読んで字の如く、有害であり無益であること。得るものがなく、単に失うものばかりであるということだ。

昨日24日、新国立競技場の白紙撤回を巡り検証を行ってきた文部科学省の検証委員会の柏木昇委員長(東大名誉教授)が都内で報告を行い、大会組織委員会の森喜朗会長らがメンバーだった「国立競技場将来構想有識者会議」について、その存在を「有害無益」だったと切り捨てた。

各界の重鎮がメンバーであるがゆえ、顔色を窺い、意見など申し上げられる雰囲気ではなかったということだ。

有識者会議をそのような機能不全の面持ちにしたのは、間違いなく森義朗会長の存在だ。

それでも検証委員会は森義朗会長には聞き取り調査すらしていない。理由はやっても無駄だからと判断したからだ。そういう別格な様相を帯びていたに違いない。

売名行為のパフォーマンスどころか、とんだ国益を損ねた有識者会議である。

検証委員会の柏木昇委員長は、「国家プロジェクトに求められる組織体制を整備できなかった」として、事業主体である日本スポーツ振興センター(JSC)の河野一郎理事長や、監督する文科省の下村博文文科相と事務方トップの事務次官に責任があったと言及した。

この給料泥棒が!と思っていたら、下村文科相と山中伸一前文科事務次官、河野理事長の3人は給与の自主返納をするという。

今更そんなことをしても、報酬カットの穴埋めは別のところでいくらでも出来るだろうから、これまた無駄なパフォーマンスに過ぎないだろう。

これで問題の幕引きとは行かないのは当然だ。業者の言い値で事業を進め、莫大な利鞘に肖ろうとしていたのは誰か、その構図をあぶり出さなければ国民の怒りは治まらない。


国民にとって有害無益な組織でも、特定の者にとっては漁夫之利を得る大切な組織であったに違いない。

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  • 2018.11.19 Monday
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  • 08:06
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