視聴者の声が届かぬフジテレビ

視聴者の声が届かぬフジテレビ

フジ・メディア・ホールディングス傘下のフジテレビジョンが、1997年に上場して以来、初めて9月中間期で営業赤字となったそうだ。広告収入が落ち込んだ上、イベントなどの経費もかさみ、単体の営業利益が10億円の赤字となったという。

インターネットやスマートフォンの普及でテレビ離れがいわれて久しいが、日本テレビのように好調な視聴率で増収増益となっているところもあるから、それらは言い訳にならないだろう。

嘗ては、フジテレビ以外は見ない子供もいたと言っても過言ではないほど人気を博していたフジテレビ。当方も少年期は暇さえあればフジテレビだった。

ところが、今では何を見てもつまらない。今さら当方が申し上げるまでもなく、その原因については、散々週刊誌で取りざたされてきた通り、ドラマは昔流行った続編や、どこかで見たような擦れて見える物語ばかりで、出演している役者さんは決して悪くないのだが、三流役者に見えてしまって気の毒である。

バラエティー番組に至っては、見たら気分が悪くなるような糞番組ばかりである。

先日なんか、たまたまテレビをつけたら、人気お笑い芸人と言われているコンビが、そこら辺にあるような居酒屋で、若手芸人を相手に酒を飲み、焼き鳥を喰いながら、偉そうにあーでもないこーでもないと下らないトークを延々とやっていた。見ているだけで気分が悪くなる。何をどうしたら、こんな低俗な番組が出来るのか。
最近よく見かけるようになった、芸人が酒を飲み飯を食いながら話すだけの番組。これほどの手抜き番組は無いだろう。こんな番組に出ている芸人は、芸人を騙るのはやめるべきだと思えるほどだ。

どこの局かと番組欄を調べたらフジテレビだった。しかも午後7〜9時という最も大切な時間帯ゴールデンタイムを使って2時間の特番である。

深夜番組ではありがちなレベルの低さであったが、それを視聴率の稼ぎ時に垂れ流しているフジテレビは、世論と乖離し続け、視聴者の声が全く聞こえていないとしか思えない。

バラエティーやドラマ、情報番組など全体的に視聴率が悪化し、半年間の広告収入が前年同期比7・2%減の1070億円に落ち込んだというが、当たり前ではないか。

フジテレビは80年代、「オレたちひょうきん族」といったバラエティー番組に代表される「軽チャー路線」や、「月9」と呼ばれる月曜午後9時からの若者向けトレンディードラマで高視聴率をたたき出してきた。この時間になると皆、フジテレビを見るために家に帰ったほどである。翌日の学校での話題もフジテレビだ。

82〜93年や2004〜10年には連続で年間視聴率三冠王に輝いた。何を見誤ったのか、その後は低迷し続け、未だ泥沼から抜け出せていない。

過去の栄光に捕われおごり高ぶり、テレビ離れを時代の流れのせいにして現実逃避してきたのはフジテレビの怠慢だ。現実はテレビ離れではなく、フジテレビ離れである。

元はと言えば視聴者がフジテレビから離れたのではなく、フジテレビが視聴者から離れたのである。

手抜き番組を垂れ流し、テレビ事業には身を入れず、流行りの投資事業やカジノ構想といったイベント話にうつつを抜かしてきたのは事実であろう。

ツタンカーメン展で、悪質ファンド関係者と安易に契約を交わし、間接的に多くの被害者を生じさせた。

フジテレビは、そんな当紙の記事に満足に反論することも出来なかった。

誰の差し金か知らないが暴力団やブローカーが火消しのために当社に接触しようと試みたのも事実である。

腐った番組は、腐った幹から派生しているのではないのか。

昔のように、皆がフジテレビの放送時間に合わせて帰宅するほど楽しみになる番組をつくって頂きたいものだ。

ところで俳優・宇津井健さんの息子は、まだフジテレビにいるのかな?



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フジテレビとファンド会社を繋ぐベンチャー社長と宇津井健の息子






 

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