いじめ対策は自己防衛能力を育む

いじめ対策は自己防衛能力を育む

名古屋市西区で中学1年の男子生徒(12)が、今月1日いじめを苦に自殺したとみられる問題で、市教育委員会が同級生らに行った聞き取り調査の結果を公表した。

男子生徒は所属していた部活動で「弱いのに、よくそこに立っているな」「勝ったんだ、弱いのに」と言われていたそうだ。クラスで他の生徒に弁当を食べられたりしていたとの証言もあったという。

また、10月半ばに「部活でいじめられている。もう駄目かもしれない」と相談を受けたとの証言もあったが、その際、男子生徒は「まあ冗談だけどね」と打ち消していたという。

いじめの問題は今に始まった話ではないが、近年のいじめは殺人に相当する残酷極まりないものが多いから、特に問題視されてきた。

いじめを早期発見するために、周りが注意を払い、対策を講じることはよいことだ。それで救われた命もあるだろう。

しかし、弱い子を周りが守るだけでは、根本的な解決に至るまい。

加害者を戒めるのは勿論だが、最後に死ぬか生きるかの瀬戸際で判断するのは、いじめられている本人だから、いじめに立ち向かう強さを育む教育をしなければならない。

今回のいじめについて、名古屋市教育委員会の報告が事実なら、この程度の悪口には耐えうる能力を育まなければならない。なぜなら、これくらいの誹謗中傷はどこにでも存在しているからだ。義務教育の現場で、いくら手厚く保護しても、大人の社会はきれいごとでは済まされないのが現実だ。その事実を大人はみんな知っている筈である。

社会に羽ばたいていくための本当の教育を施さねば、社会で様々な障害に耐えうる大人にはなれないのだ。

尊い命がまた一つ失われているというのに、非情で厳しい事を言っている様に思われるかもしれないが、尊い命を守るがゆえにどうしたらよいのかを考えてみた。

他人事ではなく自分の子供がいじめの対象にならないよう真剣に考えたら、目の前のいじめっ子をその都度、排除しただけでは根本的な解決には至らない。

自己防衛能力を身に着ける事、生命力を高める事は、子供たちが大人になり生きて行く上で最も大切な教育であると思う。

拡大解釈すると、それが強い国民を育て、強い国家をつくり、平和への礎に繋がるのだ。

 

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