今年の不正・隠ぺい大賞

今年の不正・隠ぺい大賞

今年も、様々な偽装、偽称、流用、改ざん、といったウソ偽りの不祥事、事件が起きた。

東京五輪エンブレムの問題と競技場の見直しは、堅実なイメージの日本が世界に恥を晒してしまったし、大手企業によるマンションの基礎となる杭打ちデータ改ざんは、国民の生活に不安を与えた。

どれもこれも、信頼を寄せられていた者たちが嘘を重ね、平然を装い利益を図り、結果として多くの国民を不安に陥れた不正・隠ぺい事件である。

その中で、今年の不正・隠ぺい大賞を選ぶとしたら、昨日2日、不正の全容が公表された「化学及血清療法研究所」の血液製剤虚偽製造だ。

この問題は、血液製剤やワクチンの国内有力メーカー「化学及血清療法研究所」(略して化血研)が不正な方法で製品をつくっていたとして、調査にあたっていた第三者委員会の報告書により、約40年も前から不正が行われ、血液製剤12製品すべてが、虚偽の製造記録を作成するなどして発覚を免れていたことが明らかとなったというものだ。

化血研は、血液製剤の製造効率を高める目的などで、国が認めている工程を踏まず、無断で添加剤を入れていた。国の定期査察では、国が承認した方法でつくっているように装うため書類を偽造していた。

第三者委員会が「常軌を逸した隠ぺい体質」と批判したのは当然だ。

厚生労働省は近く、化血研に対し行政処分を出す方針だというが、血液製剤、ワクチンともに、重大な副作用は報告されておらず、安全性には大きな問題はないとはいえ、改善命令や指導、業務停止くらいじゃ済まされない問題だ。

国のお墨付きである筈の血液製剤が、実は未承認製剤であったのだから、とんでもない話だ。

まして、血液製剤は命に係る重大な医療現場で使用される最も大切な製剤ではないか。

それを作業効率を上げるために隠ぺいを図り、インチキ製剤を40年も作り続けていたというのだから、厚労省も信頼が仇と成り、定期検査が甘くなっていたのではないか。化血研の所員の経歴も興味深いものである。どこかの天下りとかOBとか大丈夫?

そんなことで、今年も残すところ1ヶ月を切ったところで浮上した、化血研が今年の不正・隠ぺい大賞である。もちろん当方が一人で勝手に決めた大賞である。

ところで大賞には及ばぬが、国を欺く企業といえば、こんな話もあったけど、その後どうしたのかな?

過去記事クリック⇒当紙に届いた「巴川製紙所蟲擇喊掲胆邁湛蠅琉如廚搬蠅靴薪蟒

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  • 2018.11.19 Monday
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