悪徳貧困ビジネス和合秀典Ц判編その2

悪徳貧困ビジネス和合秀典

公判で明かされた真実・その2


検察官:
『まず被告人の心情、経歴などについて申し上げます。
 被告人は高校を卒業後、金属部品の製造販売会社に就職しました。若くして独立し、金属部品の製造販売業を営んでおりましたが、平成14年5月頃には辞め、その後は生活困窮者を対象とした無料低額宿泊所の運営、フライヤー製造販売会社の代表取締役、高速道路の無料化を旗印とする新党フリーウェイクラブ会長として国政選挙に立候補するなどの活動をしていました。

妻子とは別居し、住居地で内妻と同居しています。前科は2犯あり、平成16年6月1日の建造物侵入と、平成20年3月13日の道路整備特別措置法違反です。次に犯行に至る経緯、犯行に至る状況について申しあげます。まず被告人の事情内容などです。被告人はかつて金属製品の製造販売などを行う株式会社ユニティーを経営していましたが、当社は手形の不当たりを出して、平成14年5月頃には倒産し、その後その営業実態はありません。

他方被告人はその頃から路上生活者を連れて来ては埼玉県戸田市内の同社建物内に住まわせるようになり、被告人個人で生活困窮者を対象とした低額宿泊施設運営事業を営むようになりました。被告人はその後同市の他、さいたま市、埼玉県蓮田市、東京都豊島区等に同様の宿泊施設を開設していきました。

被告人はその運営する宿泊施設の入居者を獲得するため、被告人の事業を手伝っていた佐藤○○、深澤○、小川○○、石島○○ミらに指示をして、埼玉県内外において路上生活者を対象に入居勧誘活動を行って、前記佐藤らが入居希望者を連れて来ると自ら入居希望者との面接を行った上で、各宿泊施設に振り分けて入居させていました。

そして被告人は新規入居者に生活保護費を受給させるため、被告人の事業を手伝っていた福原○己らに指示をして新規入居者を市役所等に連れて行かせ、生活保護の申請手続きをさせており、生活保護費の支給日になると前記福原等を同行させ、入居者等を市役所等に連れて行き、入居者が受給した生活保護費を直ちに前記福原等に全額回収させると、それを被告人方に持参させていました。

また被告人は入居者の生活保護費が銀行振り込みによって支払われる場合には、入居者に銀行口座を開設させた上で、同口座の通帳等を被告人が管理し、同口座に振り込まれた生活保護費全額を自らが引き出していました。

次に被告人の所得の内容、犯行の手段、方法等について述べます。
 
まず入居者から徴収する施設利用料、被告人は家賃などの名目で前記第2のうち、(3)及び(4)の入居者が受給した生活保護費を全額徴収していました。また被告人は年金及びを失業保険受給している入居者についてはそれらが振り込まれる口座の通帳等を被告人が管理し、家賃等の名目で同口座に振り込まれた年金等の全額を引き出して徴収していました。

さらに被告人は就労が可能な入居希望者については、若者バージョンと称して、被告人の事業を手伝っていた園田○○が管理する宿泊施設に入居させた上で就職活動を行わせ、就職後、家賃等の名目で入居者が得た給料から月額7万円を徴収していました。

次にアルミ等売却収入、及びラーメン店の売上です。
 被告人は職業訓練と称して入居者を使ってアルミ缶を回収し、それを溶解して、インゴットを製造し、これを売却するなどの事業を被告人個人で行い収入を得ていました。

また被告人は同様に職業訓練と称して、被告人個人が経営するラーメン店三郎ラーメンにおいて入居者を働かせ、同店の売り上げによる収入を得ていました。

居酒屋酔歌の売り上げ。
 被告人は内妻である田中○○を使って、被告人個人が経営する居酒屋酔歌の営業を行わせ、同店の営業による収入を得ていました。被告人は前期第2の2、(1)ないし(3)の収入を区別することなく、一部については自身の財布や自宅にある金庫に保管し、その他の資金については被告人の家族や知人名義で開設させ、被告人が通帳等を管理していた借名口座に入金をして管理していました。

被告人はそれらの中から宿泊施設における食費、入居者に支給する小遣い、宿泊施設の賃借料、利用する自動車のガソリン代、被告人の事業を手伝っていた者に対する報酬等の経費を支払っていました。被告人はこのように前記第二の2、(1)ないし(3)で得た現金を借名口座に入金して管理するなどして、不労所得を取得しました。


次いで申告状況です。
 被告人の妻、和合美○子は、被告人の承諾を得て、平成14年頃から被告人の名義の年金を受領して管理していました。そして美○子はその頃から毎年、前記 年金収入について、被告人名義で所得税確定申告を行っていたところ、被告人も平成15年ないし、平成16年頃には前記申告の事実を知り、その後も同様にして申告することにつき了承していました。

被告人は平成21年分、及び平成22年分についても、美○子をして前記第二の二、(1)ないし(3)の収入を除外した虚偽過小の所得税確定申告書を作成させ、いずれも同人をしてこれに公認させ、申告期限内に所轄西川口税務署に提出しているものでございます。

さらに虚脱所得の留保形態、及び使途であります。
 被告人は虚脱取得を前記第二の二、(4)の通り現金及び、預金として留保していた他、被告人の長男、和合○の自宅取得資金の援助、被告人の次女和合○子への生活費の援助、自身の選挙費用、及び政治活動資金、自信が代表を務める団体の弁護士費用、自らの生活費等に費消しました。

第三納付状況です。
 いずれも平成26年12月8日に修正申告がなされ、本税、重加算税、及び延滞税すべて納付済みであります。立証方法はいずれも等役計算法にあります。修正総益計算書、虚脱所得の内訳明細及び虚脱税額計算書は別件の通りです。その他情状等関連事項も含めて証明するため、証拠等関係カード記載の証拠調べを提出いたします。


ーーーー

なるほど〜それで和合の息子の自宅のことを、

元側近たちが"貧困ビジネス御殿"と呼ぶわけだ

「若者バージョン」
って言いぐさも酷いな。

単なる脱税事件で済まされないのではないか?という理由が、公判内容に記されている。

その疑念は、和合の部下たちの供述調書で、更に深まることになる。

つづく。

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