金玉位置性念場の事件簿・其の八(病状の悪化)

金玉位置性念場の事件簿・其の八

【ファイル其の八】病状の悪化

『○○さんへ

身体の中から汚い女です。病院でも治してはくれませんでした。何度お風呂に入っても汚いままです。

人一倍気を使い貴方の立場を守っていたつもりですが、すぐ隣の近い女性は自分のお店に誘ったり大切な仕事先のレストランに喜んで誘う。その差別の意味が分からなくて、どうしても分からないから教えてください。

他人との違うところはなんですか?醜い姿形をしているのですか?教えてください。私は、本当に分からないので教えてください。以前の自分の様に人前にでる事もなくなりました。

私は、人の前に出る事は○○さんがそうしたように、恥なので人の前にでる事は、相応しくないと思っています。

それでも仕事をして、食べていかなきゃいけない、○○さん、人と合わずにできる仕事を下さい。私を雇って下さい。汚いからいけませんか?

もう限界です、自分の意味が無くなってどうしたらいいのかがわかりません。』


精神的病を患い入院し、いつ自殺するか分からない状態が続いていた女性が、退院したというので回復の兆しが見えたと思っていた。ところが、ことの発端である男から、全く反省の念が見られない女性を蔑視した言い分が届いたという。そのため、春の訪れを期に新しい人生を歩み出そうとしていた女性だが、再び病に伏してしまったようだ。寧ろ病状が悪化したと言わざるを得ない。

現在も、医師が処方した精神安定剤と睡眠導入剤だけが、この女性の頼みの綱(命綱)である。マンションからいつ飛び降りても不思議ではない。女性の母親が田舎から上京し、四六時中、身を案じている状況だ。男性の言い分は、まるで女性に早く逝ってくれと願っているかのように感じられるものであった。女性はそう感じたということだ。

実名を記した遺書も書いているというこの女性に、万が一のことがあった時は、それを広く公表し、愚弄した者達に、決して償うことのできない罪を生涯背負っていただく。



※金玉位置性念場(きんだいちしょうねん)の事件簿とは、欲望にかられ社会的地位を忘れた者たちが、金玉を使う場所を誤り、危機的状況に陥った様々な事件の顛末と、社会的地位を守ろうと必死に足搔く性念場(正念場)を綴った、調査ファイルである。バラバラの点と点は結びつき、いつか真実は白日の下に晒されることだろう。
 

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