相次ぐ企業の不祥事

相次ぐ企業の不祥事

近頃、名立たる企業の経営陣が、挙って頭を下げるシーンを目にするようになった。

血液製剤や免震ゴムのデータ改竄など、利益至上主義による消費者を欺く企業の不祥事が後を絶たない。

そして、今度は三菱自動車である。

嘗て「リコール隠し」で経営危機に陥り、信頼回復に努めていた筈の三菱自動車が、今度は実際より燃費を良く見せる不正行為を行っていた。


なぜこのようなことが頻繁に起こるのか?三菱自動車に限らず、自社の歴史や信頼を失墜させることへの自意識が今の経営陣には無さすぎる。

その一番の理由は利益至上主義と、不正を行っても企業に科せられる罪が、指導や業務改善命令といった行政指導で、企業の信用こそ失墜し、売り上げが落ちることがあっても、経営陣や社員一人一人が直接的な罪意識を感じ取れず、消費者の怒りと乖離していることにあるのではないか。利益は欲する加害の当事者なのに、問題意識は他人事であるという事だ。

『詐欺』という言葉を調べると、民法第96条に「他人を欺罔(ぎもう:人をあざむき、だますこと)して錯誤に陥れること」とある。


自動車と言えば、消費者(サラリーマンなど)にとっては、マイホームの次に大切で失敗の許されない大きな買い物だ。

消費者は、自動車購入時に先ず購入の条件として目を向けるのが燃費である。その燃費を偽って、高性能であると信じ込ませ、購入させたとなれば、「他人を欺罔して錯誤に陥れる」詐欺と同じではないか。


「詐欺行為」を「不祥事」なんて大ざっぱな言葉で表現するから、当事者の罪意識が薄れるのではないか。


三菱グループのシンボルマークを掲げながら、情けない限りである。

岩崎彌太郎も、あの世で「経営陣は腹を切れ!」と嘆き悲しんでいることだろう。

 

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