国会議事録シリーズ13 電電神戸三ノ宮ビル、請負ったのは公共建物、工事は竹中組!

続 W告発

公共建物株式会社の当時の取締役は、石坂泰三氏(東芝)、監査役柳田誠二郎氏(JAL初代社長)、監査役松根宗一氏(日本興業銀行)がおられた。
松根宗一氏(元 日本興業銀行)に至っては、東京電力顧問、エネルギー原子力関係の専門家だ。

この議事録にある神戸三ノ宮ビル、請負ったのは公共建物なのだが、実際の工事は、竹中組が行っている。
電電公社から直で竹中組に仕事を出せば、一枚マージンが減るのに、なぜ公共建物を、かませなきゃならないのだろうか?と、厳しく追及されている。


この三ノ宮だけではない。
過去に、霞ヶ関、NTT大手町ファーストスクエア不正等価交換疑惑の舞台となった千代田電電ビルディング、それから日比谷NTTビル、これらは全て公共建物が請負いはするが、実際の工事は、一流建築会社に丸投げをしたと指摘されている。


公共建物、創業当時から役員は超一流ではある。
が、しかし、実績も信用も無い生まれたばかりの不動産会社が大規模な工事を請負って、一流どころに丸投げするのか?
不思議な構図である。

「霞ヶ関と千代田電電ビルは、公社側から、三菱地所株式会社と三井不動産株式会社に対して、こういう条件でやってくれないかということを文書で照会、両方とも、自分のところではできないからという文書をもらったので、公共建物にやらしたわけ」と答弁にあるが、これまた、不思議。
三菱地所や三井不動産といった一流どころが「出来ません!」って断った工事を、出来たてほやほやの公共建物が請負っている。
これも、茶番なのでは?と、他の国会で追及、指摘されている。

だから、トンネル トンネルって、しつこく国会で追及されていたのだな、昭和33年から延々と。





衆議院 決算委員会 昭和36年04月26日

昭和三十六年四月二十六日(水曜日)
   午前十時二十六分開議
 出席委員
   委員長 荒舩清十郎君
   中略

 出席政府委員
        郵政政務次官  森山 欽司君
        
   中略
 委員外の出席者
日本電信電話公社総裁                   大橋 八郎君
日本電信電話公社副総裁                 横田 信夫君
日本電信電話公社理事(技師長)         米沢  滋君
日本電信電話公社理事(経営調査室長)  秋草 篤二君(後の公共建物 相談役)
日本電信電話公社建築局長                中田 亮吉君(後の公共建物社外取締役)



○中田説明員 
公共建物株式会社は、主たる仕事は不動産の所有、利用、売買、並びに賃貸でありまして、一般で言います不動産会社ということにわれわれは考えております。
ですから、たとえば三井不動産、あるいは三菱地所、東急不動産というような会社と同じものであると考えておるわけでありまして、これが自分で金を集めてきて、そして建ててくれる。
三井不動産及び三菱地所にいたしましても、自分で仕事をするわけでありませんで、やはりほかの土建業者に建物を建てさしておるわけでありまして、それと同じように考えておるわけであります。
それから、公共建物株式会社は、確かに現在までのところ、ほかのものにつきましては、住宅その他会社のアパートとか、そういうものを若干やっておりますが、大部分は今まで公社の仕事であります。
なお、その間におきまして、霞ヶ関電話局あるいは千代田電電ビルのときには、公社といたしましても、三菱地所株式会社及び三井不動産株式会社に対しましても、こういう条件でやってくれないかということを文書で照会いたしまして、両方とも、自分のところではできないからという文書をもらっておるわけであります。それで公共建物にやらしたわけであります。


○小川(豊)委員 
経過はわかりましたが、この公共建物という会社は、この営業報告によると、電電公社以外の仕事をほとんどやってないのですよ。
そうすると、これは電電公社の方で、自分の方の仕事をやらせるために、まず会社を作らないかといって作らして、そして自分の方のものはほとんど全部公共建物でやっていく。
そして公共建物は、三宮ですか、東京でも関西でも、家を建てちゃその何割かずつ取得していっているわけですね。

そしてしかも、質料で相当利益を上げているということも、報告に出ている。
共済会の方は、これは団体の趣旨からいって、共済会というんだから、営利会社ではないと思うんですよ。そうすると、あなたの方では、一体どういうことなんですか。
自分の方の土地を、公共建物に頼んで工事をしてもらって、それを共済会に持ってもらう。一部は、公共建物へ七階と八階をやってしまって、大部分の六五%というのは共済会が持つ。
あなたの方は家賃を払って借りている。
こういうややこしい公社の建物の建て方というのは、日本には例がないので、疑問を持たざるを得ない。
また繰り返しますけれども、何で一体こういうことをやらなければならないのか。私は、これは得だからおやりになったか、それとも資金の調達が困難だからおやりになったか、そのどっちかに理由があると思うので、そのどっちかということをさっきお尋ねした。端的にお答え下さい。


○横田説明員 
その点は、先ほどお答えいたしたつもりでありましたが、われわれの資金としては、できるだけこれを電話局あるいは線路等の、直接お客さんのサービスに必要な方に投下していく。
本社の事務所等については、でき得るならば民間資金によってこれをまかなっていきたい、こういうことが主眼でありまして、そのほかに他意はないのであります。
なお、公共建物という会社の本質は、先ほど申し上げましたように不動産会社で、三井不動産あるいは三菱地所等と同じようなものでありますが、公社がこの電話局等をほかの事務所と共同建物にしておるという例は、ただいま御指摘のありました三宮あるいは千代田ビル等のほかにも、たとえば小樽の電話局、あるいは福島の電話局等も、これはやはり他の事務所と共同建物にいたしております。
この小樽あるいは福島等につきましては、たしか片方は、福島は商工会議所と一緒の共同建物、小樽は市と共同建物にしておるわけでありまして、そういう土地を利用する場合には、できるだけ最高限まで建物を建てて、それでこの場合の民間資金は利用するけれども、われわれの直接必要とするもの以外については、共同に、土地一ぱいの建物を建てて利用していくということが、われわれのためにもいいし、他の方にもいいんじゃないか、こういうふうに考えておるわけであります。


○勝澤委員 
移転の披露会――まあ大へんりっぱな披露会で、電電公社が大へんりっぱなビルを建てたと、みな理解したそうですが、帰ってきて調べてみたら、あれは電電公社のビルではない、借りているのだ、こういう話を聞いて、二度びっくりしたということが出ております。そこで、あの今のビルディングというのは、どこが所有をされて、そして、どういう形に今なっているのですか。


○中田説明員 
あのビルは、地下四階までの大部分が、共済会の所有でありまして、地下の二階及び地上の七階、八階、九階の大部分が、公共建物の所有であります。


○勝澤委員 土地はどこのものなんですか。


○中田説明員 電電公社の所有であります。


○勝澤委員 
そうすると、電電公社の土地に建物を建てて、そして約八割が共済会のもので、あと残っているのが、公共建物の所有になっている。こういうことが財産上における所有権なんですね。


○中田説明員 その通りであります。


○勝澤委員 
公共建物株式会社という会社は、どういう会社なんですか。いつ設立されて、建設省からいつ認可をされておるのですか。


○中田説明員 
公共建物株式会社は、先ほど申しましたように、不動産会社でありまして、設立が昭和二十八年四月十一日であります。


○勝澤委員 建設業の許可は。


○中田説明員 
建設業の許可は、今資料はありませんけれども、こういった会社は、自分で直営の小さい仕事をやるために、三菱地所でありましても、三井不動産でありましても、自分で直営でやることができるように、みんな建設業の登録はしていると思います。

していると思うというのは

○勝澤委員 
していると思うというのは、なかなか大へんな答弁なんですけれども、こんなに問題になっているのに、そんなに不明確な答弁でよろしいんですか。
これは昭和三十三年の六月から問題になっているじゃありませんか。
そして建設省からも、公共建物というのはでたらめな会社だと言われているじゃありませんか。もう少しはっきりした答弁をして下さい。


○中田説明員 三十四年の三月七日に建設業の登録をしております。


○勝澤委員 
二十八年四月十一日から設立をして、それで今日まで、電電公社の仕事は、どことどこをやっておるか、説明して下さい。


○中田説明員 
先ほど申しましたように、この会社は、不動産の所有、利用、売買並びに賃貸というのが主たる業務でありまして、公社の関係のものをやりましたのは、三宮の電電ビルディング、それから霞ケ関の電話局及び千代田電電ビルディング、これと、現在問題になっております日比谷電電ビルディング、この四つであります。


○勝澤委員 
この設立をした会社の役員ですが、今の参議院の青木一男さんが会長で、それから藤山愛一郎さんなんかも入っておる。
山下太郎さんなんかもおる。
しかし、当時問題になって、藤山さんは大臣になられた当時にやめた。
こういう会社なんですね。


○中田説明員 
現在の役員は、取締役会長は青木一男、取締役社長山本源太郎、常務取締役渡辺光明、同じく細野政男、取締役山下太郎、同じく取締役石坂泰三、同じく取締役渡辺仁、同じく取締役庵原豊、同じく取締役山本為三郎、監査役柳田誠二郎、同じく監査役松根宗一であります。


○勝澤委員 
今言われました三宮の電話局を作ったときは、二十八年で、まだ建設業の許可をとっていなかったようでありますけれども、これは電電公社の所有地に電話局を建てて、そして公共建物が請け負ったのですか。
工事は竹中組がやって、それから鉄骨工事は播磨造船がやった、こういうようになっているのですが、そうなんですか。


○中田説明員 
その当時は、まだ建設業の登録はしてないと思いますけれども、この公共建物株式会社は、先ほど申しましたように、不動産の方が主たる業でありますので、もちろん、そのときは公共建物自身が金を集めまして建物を建てたというわけでございます。


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