どこかで聞いたような話?NHK稲毛・代々木等価交換 土地ころがし疑惑

続 W告発


今日は、趣向を変えて、田中角栄大蔵大臣時代に問題になった”天下のNHKの土地ころがし疑惑”について書きたいと思う。
NTTではなくて、NHK。
国民の資産を利用して、誰かが甘い汁を吸ったのでは?というお話。


NHKは千代田区内幸町に建っていたのだが、悲しいかな、非常に敷地が狭かった。
来る東京オリンピックを目前に控え広い敷地が必要だったNHKは、代々木の旧米軍宿舎跡(現在の代々木放送センター)の 払い下げを目論んだ。


土地の払下げは、第1期と第2期に分けて行われたのだが、問題になったのは第2期のほう。
NHKが、わざわざ千葉県稲毛の埋立地を13億円で買い、この埋立て地と代々木の国有地を”等価交換”して約5900坪を手に入れたのだ。
そんなややこしい迂回なんぞせずに、直接、国有地を買えばいいものを。


第1期の坪単価が約9万4千円、第2期は22万円、その差額が、どこへ消えたのか?
稲毛の土地は、若松築港が埋立て造成し、わずか3日後に朝日土地興業に約6億円で売却、半年後にNHKは約13億円で購入している。
これが、土地ころがしでは?と追及されたのだ。



以下、当時の国会議事録を抜粋する。


第068回国会 決算委員会 第6号
昭和四十七年四月五日(水曜日)
   午前十時十分開会



○鈴木強君 

 略
それから、次にお尋ねしたいのは、日本放送協会の放送センターの土地取得に対する経緯について私は疑問がございますので、この際、郵政省並びに大蔵、それから国税局からも来ていただいておりますので、それぞれの皆さんからお答えをいただきたいと思います。

事件の概要は、いまさら私が申し上げるまでもございませんが、日本放送協会が、現在の旧練兵場のあとですね、代々木の練兵場のあとに放送センターを建設をいたしておりますが、まだ全部が完成をしたというわけではございませんで、まだ残っておりますが、特にこのセンターの建設用地をめぐりまして最初に申し上げましたような私は疑義を持っておりますので、私のほうから簡単にその概要を申し上げますので、疑問の点にひとつ答えていただきたいと思います。

放送センターは、まあ古いあれで悪いのですけれども、二万五千坪土地がございます。
敷地が二万五千坪。これは、東京オリンピック等の関係がありまして、早急にセンターを建設する必要がありましたために、土地を二回に分けて入手しておるのですが、第一次の取得のほうはけっこうですけれども、第二次取得の分――五千八百七十七・〇九坪十三億六千三百八十七万六千六百円というこの第二次取得の土地のことですが、私の調査によりますと、第二次取得のこの土地は、もともと千葉市が千葉の稲毛海岸の五の一の七に埋め立てをいたしまして造成した土地でございますが、その建設業者は若松築港という会社が請け負いまして工事をしたのでございますが、その若松築港に三十九年の五月十八日に現物支給ということで払い下げをいたしました。
四万一千五百六十坪であります。

ところがですね、この若松築港が現物支給された土地が、その間日綿実業に仮登記されたような経緯もございますが、正式には朝日土地会社に六億二千三百四十万円で売却をされております。それが、若松築港が現物支給を受けた三十九年五月十八日から三日をしたあとの三十九年五月二十一日に朝日土地に売却をされておる。
その朝日土地が、同年の三十九年十二月四日、わずか半年足らずの間に、NHKに十二億、いいですか、十二億九千七百九十一万八千八百円で売却をしておる。そうして、このNHKが取得をした土地と、いま代々木の神南町二十五の四十五、ここに建っております第二次取得分の五千八百七十七・〇九坪ですね、この土地と等価交換をされておるわけです。
 
私は、この間にもちろん大蔵省として、国有地の払い下げでありますから、介在をしてきたことは事実でありましょうし、それぞれ審議会等の承認も得て、手続的にはやっておるようでございますけれども、なぜ千葉市が造成をしたこの埋め立て地をこういう二つのところを通じてNHKに十二億で買わして、そうして今度は代々木のほうの国有地をNHKに等価交換でまた払い下げたか、こういういきさつについて非常に疑義があるわけですね。

買うNHKのほうも、私はどうしてそういうことをしたのか一応聞いてはみましたが、それぞれの手続をとってやりました。しかし、これは、こういうふうなめんどうくさいですね、仲介を受けておらなければ、即代々木の土地を払い下げてもらって大蔵省が、必要であるならば、朝日土地がNHKに売った土地をお買いになればいい。
むしろ、千葉市が造成したものですから、地方自治体と国との関係ですから、もう少しスムーズにいったと思う。

そういうことからして、非常に疑義がございますし、特に、六億二千三百四十万円で若松築港から朝日土地が買い上げた土地がですね、倍の十二億九千七百十三万の金で売られているということは、まことに納得できない。どうしてこういうことがやられたのか。
それから、聞くところによりますと、この十二億九千七百九十一万八千八百円でNHKが買った土地代金は、朝日土地の収入台帳の中には十億しか入ってないということなんですね。約三億の金がどこへいったかわからないという、そういうことになっているように聞いています。
それは国税庁のほうでは調べられておると思いますから、説明をしていただきたいと思います。
ですから、まず、NHKの予算は郵政大臣が意見書をつけて国会に提案することになっておりますから、こういうふうなややこしい手続を経てNKHがこれと等価交換しなければならなかったいきさつはどうなのか、これを郵政省から聞きたいし、それから大蔵省としては、同様に、どうしてこういうふうなことをしなければならないのか。

そして、聞くところによると、この十二億九千七百九十一万八千八百円で等価交換をした稲毛の土地には公務員住宅を建てられているとかというふうに聞くのですがね、大蔵省がそういう公務員住宅を建てることは私は賛成です。
なぜ直接千葉市と折衝してこの埋め立て地を売却できなかったか。
そうすればもっと安くたくさんの土地が入ったはずでありまして、こういう不経済なことをどうしてやるのか。
こういうことについて、私は国有財産の管理のしかたについてもいろいろ疑問を持っておりますから、そういうところをわかるように説明していただきたい。


国会議事録検索システム
http://kokkai.ndl.go.jp/
興味をお持ちの方は、こちらから検索可能です。



ウルトラCの大技 錬金術を繰り出したねー。
稲毛・代々木のNHK等価交換しかり、オリックスの”かんぽの宿”しかり、形は違っても、国民の資産を利用して甘い汁を吸っちゃいかんだろってことだ。
まぁ、田中角栄のスケールに比べれば、公共建物蠅梁膽蠶ファーストスクエア不正等価交換疑惑など、可愛いものかもしれないが。


そうそう、田中角栄で思い出した。
田中角栄元首相当時の秘書官の小長啓一氏は、懐刀としてエネルギー政策全般を担当していたエキスパートだ。
あの日本列島改造論の下書きも、小長氏では?言われている。
その小長氏、W告発で連日掲載している公共建物蠅慮槎篳杆郢了務所 岩田合同法律事務所の客員弁護士で、旧日本興業銀行(みずほ銀行)の顧問、公共建物蠅寮瀘者山下太郎翁の興したアラビア石油(現AOCホールディングス)の会長、元は通産省事務次官、官僚のトップだった御仁。

巷で話題の引き寄せの法則。
傑出した政治家には、その偉業に見合った有能な大物秘書官がつくということかな。


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  • 2018.10.06 Saturday
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