埼玉県自動車販売店協会ゴルフ賭博(4)

 埼玉県自動車販売店協会(〒331-0077 埼玉県さいたま市西区大字中釘2255番地 以下、埼自販とする)は、自動車の健全な普及と流通・環境面等の諸問題の改善、整備を図る目的を達成するため、昭和34年に設立された自動車ディーラーの全国組織である社団法人日本自動車販売協会連合会(略称 自販連)の埼玉県支部である。
埼玉県内の自動車の普及を促進し販売業の健全な発展に資すると共に会員相互の親睦を図ることを目的とし、会員らの親睦のために様々なイベントを催している。

埼玉県自動車販売店協会ゴルフ賭博、トヨタ、ホンダ、日産、スズキ

 本年の6月4日、埼自販会員らが親睦を図る為にゴルフコンペ「埼自販創立60周年記念社長会親睦ゴルフ会」を催し、上記掲載画像(クリックで拡大)のような埼自販加盟各社の者が集まり楽しい一日を過ごしたそうだ。

埼玉県自動車販売店協会ゴルフ賭博、トヨタ、ホンダ、日産、スズキ

 しかし、この埼自販ゴルフコンペではイベントを盛り上げる一環といえども、ゴルフ賭博といった違法行為が行われていた疑いがある。
上記掲載画像(クリックで拡大)の「お楽しみ投票券」というのは、賭けゴルフなんかの時に、誰が1番になるかを賭けの対象とする為に、最初に参加者に配って予想してもらい、ゴルフが終って、打ち上げの飲み会なんかをする時に、その予想を発表して、賞金を支払ったりして盛り上がる為のものだそう。

 ゴルフは実力が勝負を左右するもので、偶然によって勝負が決まるものではないそうだ。よって、ゴルフ賭博自体が「偶然性の要素が含まれる勝負の結果」によって賭けあう賭博罪に該当しないのではないか、という考え方もある。
これによれば、埼自販の会員達の、本気だか接待だか知らないが、一応の実力で結果が決る勝負、というか結果は知れたもの(偉い人とかが勝つ出来レース?)を予想し、賭けあう「お楽しみ投票券」は、賭博罪にはならないだろう。

 賭博罪についての判例・通説は「公序良俗の保護」にあるとされ、「健全な経済活動及び勤労と、副次的犯罪の防止である」としている。
 ただ、刑法の条文には「賭博」とは何かの定義規定がない。刑法は「一時の娯楽に供する物」を賭けたにとどまる時は賭博罪を構成しないとしている。

 判例・通説は、関係者が一時娯楽のために飲み物やお菓子などの費用を負担させるために参加費などを支出させた場合は賭博罪とならないとしている。

 ここにおいても埼自販会員らが親睦を図る為にゴルフコンペ「埼自販創立60周年記念社長会親睦ゴルフ会」を催し、その後の打ち上げなどの経費を出しやすくする為に、前もって、「お楽しみ投票券」で資金集めをして、そして買った1位の人や2位の人がその賞金を気前よく、みんなのためにポンと提供していれば、それは賭博罪にならないだろう。
しかし、金銭そのものを賭けるのは、一時の娯楽に供するものとは言えず賭博となるそうだ。1位の人達が賞金をどう使ったかは今のところ知らない。

 前述したとおり、日本では「賭けゴルフ」は違法と解されている。しかし、ゴルフは実力が勝負を左右し、偶然によって勝負が決まるものではないことから「偶然性の要素が含まれる勝負の結果によって行う」のを対象とする賭博罪には該当しないのではないか、という考え方もありうる。
そうであれば広報担当者は自信を持って、「いえそれは慣習として打ち上げを盛り上げる為の余興でありゴルフ賭博ではありません」という風なことを言うべきなのであるが埼自販会員らの会社広報にはそのような伝達がいっていないらしい。

 次回は各自動車メーカーなどの対応について、Aさんからの情報を掲載する。


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  • 2018.08.13 Monday
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