国会議事録シリーズ9 公共建物株式会社の威張れたもんじゃない悪しき評判

続 W告発 

昭和28年4月に創立された公共建物株式会社。
その政治力を背景にした有無をも言わさぬ強引な電電独占請負の歴史を、国会議事録から、一緒に振り返ってみよう。

言うまでもないことだが、建築は、基礎が第一。
電電公社と公共建物の深い関係は、昭和28年の創業当時から連綿と育まれ、確固たる基礎を築いていく。
この場合、基礎と言うよりは、礎(いしずえ)と言う方が適切かもしれないな。
歴史に裏付けられた関係、動じない礎が存在したからこそ、後の千代田電電ビルから大手町ファーストスクエアの不正等価交換につながっていくのだ。

何事も、礎が大事なのである。



衆議院 決算委員会閉会中審査小委員会 昭和34年10月09日


○小川(豊)小委員 
私、きょうの日程とはずれるのですけれども、すぐ臨時国会と同時円に三十二年度の決算に入るので、このときまでに調査しておいて、こういうことから簡単にお尋ねしたいと思います。

先般の決算委員会のときに私がお尋ねしました例の電電公社の公共建物株式会社というのがあって、電電公社は自分の所有地に電電公社の建物を建設するについて、この公共建物という会社に請け負ってもらって、この会社に対しては公社の方で債務の保証までして仕事をしているわけです。
この公共建物会社というのは、自分で仕事をするのではなくてみなよそにやっています。
私も、今ここへ来るまで電電公社の建築中の建物を見てきましたが、そこには大林組あるいは藤田組というようなものがそれぞれ工事をしておるのであって、公共建物というのは何ら工事には関係ない。


こういう一種の外郭団体的なものを作られておるわけですが、このことについての話しいことは先般の決算委員会でいろいろ御質問しておりますので省きまして、行政管理庁の方にお尋ねしたいのは、こういう自分で仕事をしないところ、いわゆるトンネル会社とでもいうか、そういうものを通して仕事を請け負わしていくような形というものは好ましい形であるのか、是正すべきことであるのか、こういうことを行政管理の立場からお答えいただいて、日程に入りたいと思うわけです。




衆議院 決算委員会  昭和35年02月26日

昭和三十五年二月二十六日(金曜日)
    午前十時三十九分開議
 
 委員外の出席者
        日本電信電話公社総裁     
         大橋 吾郎君



○小川(豊)委員 
関連して。今トンネル会社はないと言ったが、トンネル会社がないことはけっこうだ。
私は委員会ではこの点はお聞きしまいと思っておったが、あなたがないと言ったので……。
前回私がお尋ねした中で、私今でも ふに落ちないのは、公共建物株式会社というのがありますね。
そしてこの下で仕事をやっておりますが、あの公共建物株式会社というのは、電信電話公社以外の仕事はやってないでしょう。
そして自分では一つも仕事をしないで、みな人に渡しているでしょう。
私は現に去年見てきた。
この落札者は、指名を受けたのは公共建物株式会社だが、工事をやっているのはほかの会社です。あれはトンネル会社じゃないですか。
僕はトンネル会社だと思うが、トンネル会社じゃないですか。


○大橋説明員 
ただいまお話しの公共建物会社の問題は、建築会社の問題でありまして、先ほどから御質問の問題は、建築の方にあらずして、電信電話設備の工事の方の会社であります。
従いまして、問題は違うのでございます。
ただいまの御質問は、公共建物会社の問題と思いますが、その方は、ここへ建築局長が参っておりますから、実情をよくお聞き取り願いたいと思います。


「ストーカー太郎」生声シリーズ 工作資金の穴埋めをしたのも、俺!

続 W告発


公共建物株式会社の所有する大手町ファーストスクエアは、もともとは電電公社と仲良く区分所有していたのだが、民営化のドサクサに紛れて、ちゃちゃっと1円で、不正等価交換したのでは?という疑惑が持たれている。


国の資産が、一私企業に、1円、ほとんどタダでって、そんな話、普通じゃ、まかり通るはずがない。
普通じゃ通らない話を、無理矢理通すために、公共建物は、何をしたのだろうか?


それは、当時、経理部次長の職にあって、裏金の運用担当をしていた「ストーカー太郎」が、詳しく語っている。
録音テープの内容を、じっくりとご覧いただきたい。



平成19年10月



M子:じゃ あれなんだ じゃKちゃんのさ マンションのさ
       あれ なんだっけ区分所有のやつは あの話は みんな知ってるの?


ストーカー太郎(以下 スト太):いや それはね 知らないよ 知らない知らない
      知ってんのは ごく一部だけ 経理ん中でも ごく一部だよ それ 
      知ってんのは ごく数人しか知らない


M子:ふーん


スト太:飯島清っていう人が NTTの土地を


M子:うん?聞こえなかった


スト太:うちで持ってた 今の ほら 大手町のとこに 
        NTTと何社かで区分所有で持ってたとこに  あんじゃない?
        んで それを うちの会社が 土地を一円で買ったんだよ それ


M子:土地を一円で買ったの?


スト太:うん あ いや 等価交換したんだ 土地と建物を うちで その 
        昔の丸の内電話局って言うのがあって 電話局の土地はNTTで 
        建物は半分うちの会社が区分所有
してて 下に丸の内の電話局ちゅうのが入ってて 
       上に昔はね丸善石油が入ってたの そいでね 丸善石油ん時に 
         あれが いたんだって あの


M子:福田さん?


スト太:あの福田さんと 大平さんの息子もいたって その当時 俺 一度 
       今の会社に入ったのが そこんとこの場所だったのよ


M子:ふーん


スト太:ね で うちの会社が丸善石油の分を持ってたわけ で そこに 
       確かね 福田さんの息子と大平さんの息子がいるって話を
       聞いたわけ はははぁ あそこにいたのか 今からそう思うと今 福田さん 
       昔 石油会社に行ったって丸善石油なんだよ
       で そこに いたらしんだよ ほいで ほら 
       仕事中 見に行くわけにいかないじゃない 何か用があれば ね 
       あの丸善石油の中に入れただけどさ 用が無いのにさ 
       じろじろ見に行くわけにいかねえしなって思って  あそこに で 
         前にいたその事務屋さんの女性がいて あそこにね 
         今ね 福田さんとね 大平さんのね息子が 今いるのよって話を聞いてて  
       あ〜 そうかと思って  でも 用も無いのに 見に行けねえしなと思って


M子:で その飯島清って言う人は 何してる人?


スト太:それは あれだよ 政治評論家 


M子:田原総一郎さんみたいなもん?


スト太:まあまあ そんなもん そんなもん かなり有名な人だったよ


M子:あ そうなの 結構 昔の人でしょ?


スト太:そうそう もう 亡くなっちゃったけどね 


M子:で その人が何?


スト太:その人が ようは NTTに口利きしてもらって その等価交換してもらったわけよ 


M子:でも電電公社っていったら あれでしょ 一般の企業じゃ無いじゃん


スト太:その当時はね


M子:真藤さんの頃?


スト太:いや 真藤さんのもっと前の頃


M子:前?


スト太:あの えっとね  俺がいた頃はね あれだよ 総裁がね 秋草っていう人だよ 
       秋草何とかっていう人が それの息子って言うのが 今はまだいるかな 
         富士通 富士通の前の社長で  今 会長だか何だかにいて 
         それが秋草何とかって言うのが まだ いるはずだよ それの息子 
       息子が富士通にいる で ほら あの社員が どうのこうのって言って その当時社長で 
         えらい その あちこちから避難浴びて そら で 社長辞めたんだよ 辞めたって言うか 
         辞任したんだよ 社員のせいにしてとか何とか言って それ かなり有名な話で それの


M子:秋草さんて お父さんは何をしたの?


スト太:それが あれだよ 今のNTTの総裁 社長 秋草 何だっけな 何じって言ったっけな 
      それの息子が 富士通なんだよ


M子:そのお父さんの時に 一円で等価交換したんだ


スト太:そうそうそうそう
      それの 口利きしたのが飯島清だ で だから それに 
      お礼として3,000万円渡したわけ


M子:飯島さんに?


スト太:そうそうそうそう ただ うちの会社としたらリベートっていう 
      表上 出せないじゃない?


M子:うん


スト太:出せないから 裏金を作って それで その当時の社長 M江さんて言う人がいて 
       で あ 会長か


M子:何とか製罐の人?


スト太:違う 違う違う
       あ M江さんが会長で で 社長が 今の社長だったかな
      ほいで M江さんが銀行から金借りたんだよ


M子: 3,000万?


スト太:そう うんと5,000万借りたのかな


M子:すると その2,000万どこにいったの?


スト太:その2,000万円は じゃ 株で運用して 
      その3,000万を穴埋めしようって言う 


M子:何ちゅう会社なんだ


スト太:そういう趣旨で ようは 5,000万を三和銀行から借りたわけ
     で M江さん3,000万 5,000万円を あの その当時の三和銀行から借りて 
     それの保証として山下耕平さんが それの ようは 保証人になったわけ ね ほいで 
     それを運用してたんだよ


M子:I さんが?


スト太:そうそう


M子:そうなんだ 何? 区分所有って言うからさ 
      Y原Kちゃんのマンションの話かと思った
      もうちょっとスケールが大きかったのね


スト太:そうそう ぜんぜん違う話


「ストーカー太郎」生声シリーズ 政治評論家に渡した工作資金を用意したのは、俺!

続 W告発


「ストーカー太郎」は、公共建物株式会社勤続30年の超ベテラン経理部次長で、裏金運用担当、山下耕平社長の専属パシリでもある。
公共建物の裏の事情を熟知、かつ証拠書類を盗み出している、公共建物にしてみれば、とんでも無く危険な不正等価交換のキーマンなのだ。


「ストーカー太郎」は、M子さんの録音の中で、当事者として、詳しい経緯を、次のように話している。
「・・・公共建物山下耕平社長が、当時会長のM氏と相互に保証人になり、旧三和銀行から金5000万円を借入、金3000万円は、政治評論家へ工作資金として渡した。・・・」

旧三和銀行から、金5000万円を引き出したのも「ストーカー太郎」なら、工作資金として渡した金3000万円の残りの金2000万円を、返済の為に株式運用していたのも、「ストーカー太郎」本人なのだ。

これでは、耕平社長は、書類を盗み出した「ストーカー太郎」を、クビには出来まいな。
大事な大事な生き証人、証拠書類も押さえている「ストーカー太郎」と、下手すれば、地獄の道連れになりかねない。
そう考えれば、退職慰労金上乗せなんぞ、安いものである。


以下、録音から抜粋


M子:何か出てたじゃん 建設局の職員に捌かせたとか


ストーカー太郎:パーティ券を買ってもらって消防団だとか 何とかだとか


M子:それも絡んでるの? 絡んでるの?


ストーカー太郎:うちは絡んでない


M子:大分のキャノンの跡地は絡んでないの?


ストーカー太郎:いや それは 絡んでない


M子:ふん じゃ全然クリーンじゃん


ストーカー太郎:うん うちが ホントに絡んでるのは あれだよ NTTの大手町のファーストスクエアの 等価交換した あれだよ あれは  もう亡くなっちゃったけど飯島清 あれ3,000万円渡したんだよ


M子:3,000万? それ だってI さんが用意したんでしょ?


ストーカー太郎:うん


M子:渡した時は いなかったの?


ストーカー太郎:うん 渡した時は いなかったけど 誰が渡したんだか 社長が渡したんだろうね あれは ホントに利権が絡んでる あれだからね


M子:今から何年位前の話?


ストーカー太郎:もう飯島さんが 亡くなってから かれこれ5年じゃきかねえよな もっと前 だ ようは NTTが民営化になるか ならないか その当時の話だよ


M子:どれ位経つ?


ストーカー太郎:もう相当経つんじゃない 20年位経つんじゃないかな


M子:秋草さんの時でしょ?


ストーカー太郎:そうそうそう NTTに民営化になるかならないか 民営化になる前の話だ


M子:じゃ もう完全に時効?


ストーカー太郎:あ そうそう もう その本人亡くなっちゃってるし


M子:そんなに飯島清って人 有名な人なの?


ストーカー太郎:有名有名 よくテレビ出てたもん 政治評論家 すごい有名だよ


M子:あのさ 三宅さんみたいな感じの人?


ストーカー太郎:うん そうそう あれに近い



「ストーカー太郎」の生声証言はシリーズで、お届けする。
お楽しみに。


国会議事録シリーズ8 電電公社と公共建物株式会社 ただならぬ関係

3.衆議院 決算委員会閉会中審査小委員会 昭和34年09月10日

昭和三十四年九月十日(木曜日)
    午後一時二十六分開議
 中略
 小委員外の出席者
        郵政政務次官  佐藤虎次郎君
        
        日本電信電話公社総裁     
        大橋 八郎君・・・前日本放送協会(NHK)第4代会長、日本電信電話公社第2代総裁。
        


○小川(豊)小委員 
そうすると、年賦で建物を買い取るというと、一階、二階は貸してあるとすれば、三階以上あるいは四階以上になるかもしれませんが、それがあなたの方の建物になるわけですか。
そうするとあなたの方はまさか三階以上を買うというのではなくて、建てる場合には、一階からこの公共建物会社に頼んで建ててもらったのでしょうから、当然あなたの方は一階から取得をすることになる。
その取得されたものに対して、一階や二階は民間に貸すとすると、あなたの方はそれに対して家賃は取るのですが。どういうことになるのですか。


○大橋説明員 
もう少し精密に申し上げると、三宮電電ビルの場合は、地下一階と地上二階、三階、四階、五階、これが公共建物の所有の建物であります。
それから公社の建物は、事務等といたしましては、六階、七階、八階でありまして、なお機械を置く場所は、一階から八階まで全部使っている部分もあります。これはだいぶ関係が入り組んでおります。
 霞ケ関の場合は、公社は地下の一階、二階と、地上の一階、二階、三階というものを最初協定したときには公社のものとして建て、地上四階、五階、六階を公共建物がこれを持つという契約になっておった。

その後非常に電話が輻湊いたしましたために、公共建物の所有として後まで持っておるはずであった四階、五階、六階は全部公社の方で買い取りましたから、これは全体が公社のものになっております。
それから千代田ビルの場合は、公社の部分が地下一階と二階、地上の二階の一部と五階、六階、七階、八階、九階、これが公社の建物となっております。
公共建物会社の所有分としては地上一階の一部と二階、三階、四階、こういうものが公共建物の所有に屈するものとなっております。


○小川(豊)小委員 
あなたの方は、地階からそっくり全部委託して建てるわけですから、その一階、二階にほかの人が入るとしても、それは最終的にはあなたの方の所有物になるのですから、そこに入るのが一階、二階というのは、ほかの人に貸すということになるのではないか。


○佐藤説明員 
私は先ほど申し上げたごとく、まだ就任日浅くして、電電公社の運営方法というものに対してわずかばかりしか記録を読んでおらぬ。
そこで、事業面に立ち至りまして、かような公共建物株式会社というもののあること自体すらも私は知らない。

と申しますことは、私は建設ばかりやっておりまして、私みずから昔、請負師もやったこともある。
そういう関係でありますけれども、公共建物株式会社などというものは私は知らなかった。
実は今お聞きして、一応驚いておるような気持もしておる。そこで、監督しなければならない私ども郵政省として、今御指摘に相なりました言葉を十分尊重して、特に関心を持ってこの研究調査に当らしてもらいたい、こう私は思っております。


○小川(豊)小委員 
私も、公社とこの会社との間に不正があるのじゃないかとか、なんとかいうことを言っているわけじゃないのです。
ただ、これは参議院の予算委員会でも問題になって、そのときには完全にトンネル会社として指摘されているわけです。
トンネル会社であるかないかも、私はよくわかりません。
しかしながら、そういうことから調べてみると、どうもすっきりしてない。
これはどういう点がすっきりしてないかというと、さっき申し上げたように、たくさんの申し込みがあるから、今後ともどんどん拡充しなければならないあれはあるのじゃないか。

そこのところへ持ってきて、三階から四階以上、何室か建ててもらって持っているか知らぬが、それでは拡充も何もできぬ。
従って、今度拡充するときには、今入っている人たちに出てもらわなければならない。そういうことも考えて、初めから出てもらうということを予想してこういうことをやるのじゃないか。こういうことを考えて、そういうことはすべきでない。

それからいま一つは、予算がないから民間の資本を入れてやったというが、こういう文化の先端を行く必要なものならば、これに対してどれだけの金が要るか知らぬが、何百億、金が要るわけでもなければ、何十億金が要るわけでもない。
これは郵政省とも相談をしていくなら、その資金くらいの手当はできるのではないか。
それを資金がないからといって、こういう措置をとることは好ましくないのじゃないか。
この点は、次官が十分御調査なさると言うのですから、そういう点への関心を持って御調査願って、よくない点があるならば是正させていただきたい。
なければけっこうです。


国会議事録シリーズ7 公共建物株式会社の礎 

続 W告発


電電公社専門のおかかえトンネル会社と酷評された公共建物株式会社は、創業したばかりで実績皆無にも関わらず、三ノ宮、霞ヶ関、千代田、そして日比谷NTT本社ビルと、次々に大規模な電話局建設を独占で請負い、肥え太って来た歴史がある。


国会議事録の中でも、その強力な政治力を背景に、三井、三菱、東急、竹中と並みいる業者を差し置いて、むりやり公共建物に請け負わせるべく道筋をつけたのでは?といった質疑答弁が、ここかしこに見られるのだ。


「ストーカー太郎」によれば、公共建物は、千代田電電ビルが老朽化に伴って取り壊され、大手町ファーストスクエアに建て替えた時に、大物政治評論家に金3000万円を渡して仲介工作を依頼、不正等価交換に漕ぎつけたのだとか。

詳しい経緯は、M子さんの録音に、しっかりと残されている。

3.衆議院 決算委員会閉会中審査小委員会 昭和34年09月10日

昭和三十四年九月十日(木曜日)
    午後一時二十六分開議
 中略
 小委員外の出席者
     郵政政務次官  佐藤虎次郎君
        
     日本電信電話公社総裁     
     大橋 八郎君・・・前日本放送協会(NHK)第4代会長、日本電信電話公社第2代総裁。



○小川(豊)小委員 
これは電電公社とはいえ、国と同じことです。
それが建物を年賦で買うというのですか。
あなたの方が年賦で買ってくれるというのですから、そこへ金を貸すのは当りまえです。
そういう建設会社でもないものにこれを請け負わして、頼んで、そしてそれをなしくずしに買い取っていくというのなら、こんないい商売はない。
この会社は、あなたのほかにどことどこで仕事をやっておりますか。


○大橋説明員 その他のものは、私は存じません。


○小川(豊)小委員 
これは私の聞いたのでは、公社を専門にして作られた会社である、こういうことも聞いておる。
ほかにも、もちろん仕事はやっておるでしょうが、これを専門にした会社である。
ここにもわれわれとしては疑問を持たざるを得ない点がある。
そこで、もう一つ、総裁もお忙しいようですから、お聞きしますが、電話に対する公債をあなたの方は持ってもらっておりますね。この公債に対する利子というものは、当然公債を持った人が受け取るわけですけれども、これは窓口が勧銀(現 みずほ銀行)なんで、なかなか受け取りにこない。
そこで、それはまだ時効にはなっていないだろうが、それが九億もたまっている。こういうことを聞いていますが、現在どのくらいありますか。


○小川(豊)小委員 
そこでこの公共建物に返りますが、そういうような月々二億五千万円も、請求がなかなかないものを、あなたの方では気前よく勧銀(現 みずほ銀行)にはやっていながら、これに対しては金がないから民間の金を利用したのだ。
こういうことなので、この点でも問題がある。
それから、一階、二階等は、さっきの御説明によると民間に貸すのですか、売るのですか、この点、ちょっとお伺いします。


○大橋説明員 
それはものによっていろいろ違います。三ノ官の場合は、一階その他は公共建物会社の所有物であります。
上の方に私どもの電話局がある、こういうことでございます。霞ケ関は全部公社がこれを買い取りましたから、これは全然公共建物会社はおりません。


国会議事録シリーズ6 大手町ファーストスクエア不正等価交換への第一歩

続 W告発 


主役の公共建物株式会社、現在は東京都中央区京橋2丁目4番12号京橋第一生命ビル6階に本社を置いている。
まぁ、色々と話題に事欠かない同社の業務提携先、株式会社コマーシャル・アールイーも、同ビル9階に仲良く同居。
両社・近況報告は、日を改めてお送りする。
お楽しみに。




3.衆議院 決算委員会閉会中審査小委員会 昭和34年09月10日

昭和三十四年九月十日(木曜日)
    午後一時二十六分開議
 中略
 小委員外の出席者
     郵政政務次官  佐藤虎次郎君
        
     日本電信電話公社総裁     
     大橋 八郎君・・・前日本放送協会(NHK)第4代会長、日本電信電話公社第2代総裁。
        
○小川(豊)小委員 

中略。

そこで、総裁の方に承りますが、総括的のことは副総裁がおられるというからあとにして、疑問に思っている点を二、三、重要な問題だけお聞きしたいと思います。
これは参議院の予算委員会か何かで問題になったと思うのですけれども、公共建物株式会社というものがあって、そしてこれは政界、財界の有力者で作られている。
これは事業だから、だれが作ろうとかまいませんが、そういう方々で作られている。
しかし、これはトンネル会社であるというのであって、公社を食いものにしているということが参議院で議論されたわけです。これに対する答弁も見ました。
そこで、さらにこの点でお尋ねしたいのは、この会社はどこにあって、どういう方々が役員であって、資本金はどういうことになっているか。この点を総裁にまずお尋ねしたい。


○大橋説明員 
ただいまの御質問にお答えいたします。
公共建物株式会社は、営業場所としては東京都中央区京橋三丁目一番地一というところにあります。
資本金は三億円の会社で、役員は取締役会長青木一男、常務取締役山本源太郎、同じく常務取締役渡辺光明、同じく常務取締役細野政男、取締役石坂泰三、取締役山本為三郎、取締役山下太郎、取締役渡辺仁、取締役庵原豊、監査役柳田誠二郎、以上の通りでございます。


○小川(豊)小委員 
そこで、こういう会社があって、この会社は自体、建設やそういう仕事をやっておる会社ですか。
どういう会社なんですか。自分で直接工事を請け負ってやっている会社ですか、やっていない会社ですか。


○大橋説明員 
これはいわゆる建物会社であります。
同種類の会社には不動産会社という名前をつけておるのもありますし、建物会社という名前をつけておるのも、商事会社という名前をつけておるのもあります。
いろいろ名前をつけております。
要するに、建築の請負をやる会社ではない。
その営業種目を申し上げましょう。こういう営業種目です。
不動産の所有、利用、売買並びに賃貸、不動産の管理、鑑定並びに賃借の受託、不動産管理に付随する諸事業、土木建築の設計管理並びに請負、船舶、車両その他の運搬施設の所有、賃貸並びにこれに関連する事業、埋め立て並びにこれに関連する事業、前各号に付帯する事業、こういうようなものが並んでいる。
大体これに類する会社で、世間でも大きい会社と考えられておりますのは三菱地所部といいますか、会社、あるいは三井不動産、東急不動産というのが世間的には非常に名前が売れているようであります。
みなそれと同様な仕事をやっている会社だと思います。


○小川(豊)小委員 
この会社がこれまでに東京の大手町、霞ケ関、神戸の三宮、この三局を請け負って仕事をしている。
そのほかに、今度は霞ケ関の方には現在総合庁舎の建設をしておるわけです。
そうすると、これは仕事をする会社でない会社に庁舎の建設を請け負わせるというのは、どういうわけで、どうしてここへ請け負わせるのですか。


○大橋説明員 
これは事実問題についてのお話のようでありますから申し上げますが、一番最初は元、三宮の電話局のあった焼けた地所に三宮の電話局を建てる必要に迫られておったわけであります。


○小川(豊)小委員 
御発言中で大へん恐縮ですが、あなたの方の時間がないので、私の方もせいてやっておるので、実は因っておるのです。
そこで、建設会社でない会社にあなたの方ではどういうわけで請け負わせたかという簡単な理由だけを説明してくれればいいです。経過はかまいません。


国会議事録シリーズ5 電電公社おかかえトンネル会社 酷評された公共建物株式会社

続 W告発


国会質疑の中で、”公共建物というような なかなか潜越な名前をつけて、そうして電電公社おかかえでやっている”、”トンネル会社”、”信用がない”、”建設省において、もっとも評判の悪い”と形容されている。
野党議員の小気味良い酷評ぶりだ。


会社設立当時から、超強力な政治力を背景に、電電公社の建築を専属で請負い、その建物一部を公共建物株式会社が所有するといった特異なシステムが構築され完成したのだが、その結果、一体、誰が得をしたのであろうか?
はたして、真の勝利者は・・・・?

今日は、野党議員の質疑を抜粋してお伝えしよう

全文をご覧になりたい方は国会議事録検索システム http://kokkai.ndl.go.jp/ から検索可能

2.参議院 予算委員会-2号 昭和33年06月30日

昭和三十三年六月三十日(月曜日)
   午前十一時六分開会
 
 出席者は左の通り。
中略
 国務大臣
   内閣総理大臣  岸  信介君
   法 務 大 臣  愛知 揆一君
   外 務 大 臣  藤山愛一郎君
   
中略
  
  説明員
   行政管理庁行政
   管理局長     岡部 史郎君
   日本電信電話公
   社総裁       梶井  剛君
   日本電信電話公
   社経理局長    秋草 篤二君(のちの電電公社総裁・公共建物株式会社相談役)
   日本電信電話公
   社建築局長    中田 亮吉君(のちに公共建物株式会社 社外取締役)




○中田吉雄君 
とにかく公共建物株式会社という、建設省の所管省においても最も評判の悪いものに建てさして、買ってやる。
一体こういうことが政府関係機関として許されるかどうかということは、法的にも十分私は問題だと思うわけであります。

公社を建てることを急がれること、サービスをよくされようということを急がれることはわかりますが、私はやはりオーソドックスな方法で、しかもそういう同じことをやるのでも、もっと三菱とか、三井とか、東急とか、あるいは他のしにせの十分信用のおける会社にやらしたらいいと思うのですが、全く公共建物というようななかなか潜越な名前をつけて、そうして電電公社おかかえでやっているというところに、これはそのコスト計算、原価計算等を見、その賃貸契約等を見て、十分これは検討に値する私は問題だと思うわけであります。
しかし、時間がありませんので、この点はその程度にして、私は次期国会には、その契約吾等も見せていただき、原価計算等も詳細に示していただいて、折り目のついた財政法その他一点非の打ちどころのない方法によって私はなさるべき、だということを指摘しておきたいと思うわけであります。


中略

○中田吉雄君 
総裁の裁量ではありますが、そういうことをやるのは、郵政大臣のやはり承認を得るように総則ではなっているわけであります。
ですから私はこの点は、時間がありませんので、とにかくわれわれが聞くのは、この会社は事実上山下太郎氏が主宰しているのだ、その背後には賀屋興宣氏を始め、どのグループに属するか知りませんが、官界、政界、財界の背後勢力があり、建設業者すら、こういう本、それたことはそういう政治力なしには不可能だということをはっきり言っておるわけであります。

とにかくその点を指摘して、この点は明日出された資料等ではっきりすればさらにやりますし、とにかく公共建物が公社オンリ一で、そうしてわが党を乱闘国会等で告発して、いろいろなことをやっている青木一男氏が中心になって、そうして資金計画、国家資金をいわば食い物にするような、ということは、われわれとしてはまことに許しがたい。

はっきり建設省ではトンネル会社で、建設省としてはきわめて信用がないということを酷評いたしておるわけであります。
これは責任ある当局が言っておるわけであります。


時間がありませんので、建築問題はその程度にしまして、もう一つ指摘し得ますことは、電電公社はなかなか膨大な事業公社ですが、 さきに申しましたように、建設等では公共建物が最大の大口である、山下太郎氏と最も親心のある津田竜三氏の日本通達、協和建設、資材では、線材では住友、機材でも同じく住友系の日本竜気に集中准注をいたしておるわけであります。
たとえば三十二年、住友に対しては線材で十八億、同じく住友系の六十九億、もう他社をぬきんで、合計では九十億近い集中発注をいたしておるわけであります。
これは幸か不幸か電電公社の総難の出身地は、御出身は住友本社であり、日本電気であるわけであります。

これは一体偶然の一致か、どういうことか、膨大な集中発注がいいかどうか、そうしてこの総裁が就任されるときに横田氏ですか、業界の出身者が総裁になられることはゆゆしいことだということを言って反対し、彼は大阪に冷飯を食って左遷されたことは間知の事実であります。このことが今や明らかにはっきりしているわけであります。
どうしてこういうふうに山下太郎氏といい、津田氏の日本通建と協和建設、それから資材では住友日本電気に集中発注をなさねばならぬか、このことがやはり伝えられる政治献金、その他と深い関係があると思うわけであります。
一体総裁の出身地だから、出身会社だからそうなったのか、あるいは特殊なことであるのか、そのことについてお伺いしたい。


国会議事録シリーズ4 公共建物株式会社と電電公社 NTT日比谷本社ビル

続 W告発

公共建物株式会社が、NTT日比谷本社ビルの建設に至る経緯について、当時の国会議事録から抜粋して紹介する。

公共建物株式会社は、神戸三ノ宮、千代田電電ビルディング(後に大手町ファーストスクエア不正等価交換)、霞ヶ関、それからNTT日比谷本社ビル(東芝、アラビア石油も入居)と、電電公社のビルを4か所も建築、電電御用会社の名に恥じぬ活躍ぶり、質疑では、国会議員から、政治力を利用したトンネル会社、悪評さくさくたるものと指摘されている。
素晴らしい、面目躍如だ。


なお、誤字脱字は、そのまま表記、一部抜粋
全文をご覧になりたい方は、国会議事録検索システム データベース http://kokkai.ndl.go.jp/ から検索可能




2.参議院 予算委員会-2号 昭和33年06月30日

昭和三十三年六月三十日(月曜日)
   午前十一時六分開会
 
 出席者は左の通り。
中略
 国務大臣
   内閣総理大臣  岸  信介君
   法 務 大 臣   愛知 揆一君
   外 務 大 臣   藤山愛一郎君
   
中略
  
  説明員
   行政管理庁行政
   管理局長     岡部 史郎君
   日本電信電話公
   社総裁       梶井  剛君
   日本電信電話公
   社経理局長   秋草 篤二君(のちの電電公社総裁・公共建物株式会社相談役)
   日本電信電話公
   社建築局長   中田 亮吉君(のちに公共建物株式会社 社外取締役)




○中田吉雄君 
私、昨日見てきたんですが、帝国ホテルの横、勧業銀行に向って左横に、公共建物株式会社が現に膨大な工事を始めているのは何です。債務負担行為はついているのですか、何ですか。


○説明員(秋草篤二君) 
これは今までの三ノ宮や大手町の建設とは全然違うのでありまして、私どもの土地を提供して、将来ここに建物を建ててもらうというだけでありまして、これは全部公共建物が資金調達をいたしまして、そしておそらく昭和二十六年だと思いますが、この完成の暁私どもはそこにたな子として入るというだけでありまして、ここにまだ債務負担行為の存在する何らの理由も出ておらないのであります。


○中田吉雄君 
これが一番問題だと思うわけであります。二十六年と言われたが、おそらく三十六年だと思います。あれは電電公社の敷地ですが、一体公共建物株式会社が、あとで申しますが、五十億近い基礎建築を始めているというのは、一体どういう電電公社総裁との契約があるのか、どういうことですか。
すでに膨大な基礎建築を始めて、そうしてこれは白石基礎建設株式会社、私、咋日うわさが向いので調べてきましたが、すでに工事を始めている。
そうして本年の五月二十日ですかから来年の五月三十一日までのようなことになっていますが、一体これ正どういうことですか。


○説明員(秋草篤二君) 
公共建物とは、私どもの所有地だけは提供することは明快な契約をもって取りきめております。
ただこの建物を建設します出合に、前のように、将来三年なり五年なり予算の範囲内において買収するという約定が今までの三ノ宮、大手ビルの契約の大きなやり方であったのでありますが、目下のところそういう予算措置も見通しもありませんし、今度だけは全部公共建物の資金調達によって、あくまで完成した暁にはこのビルにわれわれは入る、そうしてたな子になって家賃を払う、こういう建前になっておるわけであります。


○中田吉雄君 
私が聞いたんでは、大体四十八億の建設費ででき上ったら三十八億を電電が買う、あとの十億を電電の指定する会社が入る、こういう条件でなされているということであります。そしてこれができるころに債務負担行為をつけて、建設勘定のところに頭を出して、債務負担行為をつけてやることは明らかであります。
それはこういう五十億の建築を始めるのに電電公社総裁の何らかの証明等がなければ、金融機関だって資金の調達を許しません。
明らかにこれは三十三年度の政府関係機関の債務負担行為、郵政大臣の承認半項である弾力条項を三ノ宮や千代田や霞ケ関をやったと同じ方法でやることは明らかであります。
大体私の伝え聞くのでは、二千四百坪あって四十八億で、地代を一坪たった二千円、公共建物に貸しているようなうわさも伝わっている。
一体どういう契約になっているのか、私は一昨日大蔵省に参りましたが、明らかにそれをエスケープして違法性を阻却するような行為をとって公共建物がやるという

――主計官の人に絶対そういうことはありませんということを、井上主計官からも明細表を見せてないことにしておいて、公共建物の建物ができたようになってから予算費目の頭を出して、そうして債務負担行為をつけてずんずんと買っていくというような措置を私はとるんだと思うわけであります。
こういうことが一体いいかどうか、私は一つ、郵政大臣は就任後早々でまだ御案内でないかもしれませんが、私は電電公社の健全な運営、発展のために、予算の効率的な使用のために、こういう債務負担行為、弾力条項を拡大解釈してルーズなことをやることはよくない。

電電公社が電話需要に応じられようとする意図はわかりますが、それはオーソドックスな方法でやるべきで、これは先にあげたような青木一男民、参議院の青木さん、その他官界、財界の大物がついていなくてはこういうことはできないわけであります。
この点について特に建設省においては、トンネル会社として悪評さくさくたるものです。
これは実質上の財政法違反だと思う。

これは私の聞いたのではやはり官紀をきびしくし、予算の効率的な使用の面からもこういうことは許されぬと思いますが、洋総裁はどういうふうに、こういう四十八億という膨大な庁舎を公社の美名に隠れてやることがいいかどうか、この点についてお伺いしたいし、寺尾郵政大臣も一つよく御調査になって、私の言うことが巷間の浮説に基くか、十分な調査をしていただきたいと思うわけであります。


国会議事録シリーズ3 旧電電公社御用達 公共建物株式会社誕生秘話

続 W告発

国会議事録シリーズ3 

公共建物株式会社は、誰が、何の目的で設立した会社なのか、設立当時の質疑をご覧いただきたい。
真の設立目的は、いかなるものか。
過去を紐解けば、現在の公共建物の姿が、くっきりと見えてくるのではなかろうか?


なお、誤字脱字は、そのまま表記、一部抜粋
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2.参議院 予算委員会-2号 昭和33年06月30日

昭和三十三年六月三十日(月曜日)
   午前十一時六分開会
 
 出席者は左の通り。
中略
 国務大臣
   内閣総理大臣  岸  信介君
   法 務 大 臣   愛知 揆一君
   外 務 大 臣   藤山愛一郎君
   
中略
  
  説明員
   行政管理庁行政
   管理局長     岡部 史郎君
   日本電信電話公
   社総裁       梶井  剛君
   日本電信電話公
   社経理局長   秋草 篤二君(のちの電電公社総裁・公共建物株式会社相談役)
   日本電信電話公
   社建築局長   中田 亮吉君(のちに公共建物株式会社 社外取締役)


○中田吉雄君 
そういう軽い気持だと思うんですが、なかなかそういうネームヴァリューというものは、この会社が後々申し上げますように、工事をとるのに少なからぬ影響をいたしているわけであります。
建設省の営繕局に調べてみますと、これはトンネル会社として、まあ建設省では相手にしないというはなはだ不評の会社である。
私も営繕局に行って公平な登録をしている会社で調査をいたしているわけであります。
建設省の登録と最近いただいたのとは重役陣のメンバーが変っているようですが、一体、事務当局でけっこうですが、最新の重役のスタッフはどうなっていますか。


○説明員(中田亮吉君) 
お答えいたします。
公共建物株式会社役員は、取締会長といたしまして青木一男さん、常務取締役山下源太郎さん、そのほか取締役といたしまして石坂泰三さん、それから山下太郎さん、渡辺甚さん、庵原鶏さん、監査役といたしまして柳田誠二郎さん、取締役山本為三郎さん、以上の通りであります。


○中田吉雄君 
公共建物は、総裁も申されましたように、 二十八年の四月十一日に設立されて、直ちに三ノ宮の電話局の四億三千、御案内のように工事を受ける際には、その会社の業績を見て、工事業績、経歴を見て、これなら安心だというようなことに塞いてやるのが手がたい方法であります。

だのに、直ちに霞ケ関あるいは千代田と十億近い公社を、しかも専属的に請け負いさせている。
総裁は今三菱、三井等に当って見たと言われたが、しかしああいう条件でほんとうに公正な競争入札にでも出してやったのならなお了解できますが、もう公共建物にやることを予測して、他の会社を拒否する手段として、一応の相談をかけることは、どこでもやることで、私が、いろいろ聞いたところでは、先に申されましたような、この背後にはなお顧問として賀屋興宮氏その他も関係しておられるということで、こういう山下太郎氏を中心とする政財界の大きな背後勢力というものがあって、初めてこの政府関係機関予算の債務負担行為弾力条項を最高度に援用、拡張解釈いたしまして、これはやっていることはもう明らかであります。


そうしてこれが果して、そういういろいろな総裁の申されるような御事情もあったことはわかりますが、私大蔵省の主計官の電電公社の係の人に聞いてみたが、このことがほんとうに電々公社の損にならぬかどうかということは、詳細なコスト計算を見ないと、原価計算を見ないとわからぬ。伝え聞くところによると、日歩三銭というような高い利息等でいろいろな措置もとられているということを承っているわけであります。

われわれとしてはそういう形も了承いたしますが、それには三菱地所であるとか、あるいは三井不動産であるとか、東急不動産、あるいは公共建物というようなものの公正な競争の過程でしぼられてくるのならわかりますが、もう当初からこの公共建物は電電のおかかえの専属のものとしてできて、これが最も大きな建物を随契で受けているというところに問題があると思うわけであります。

私は時間がありませんから、一つ三ノ宮、霞ケ関、千代田庁舎の原価計算の一覧表を将来田されることをお願いしておきたいと思うわけであります。そこで、お伺いしたい点は、三十三年度の債務負担行為のついている局舎はどことどこであるか、本庁舎はどうなっているかという点であります。


○説明員(秋草篤二君) 
お答え申し上げます。三十三年度の局舎関係の債務負担行為額は八十億でございまして、その内訳につきましては、予算の説明資料として大蔵省に提出しておりますが、ただいまその内訳の資料は持って参りませんので、後ほどすみやかに御提出申し上げたいと思います。


○中田吉雄君 本庁舎はどうなっていますか、本年度債務負担行為がついているかどうか。


○説明員(秋草篤二君) 
霞ケ関に将来建設すべき本庁舎の債務負担行為は、全然まだ計上いたしておりません。


国会議事録シリーズ2 公共建物株式会社 設立経緯 

続 W告発

国会議事録シリーズ2
公共建物株式会社設立経緯と旧電電公社の関係について、国会議事録を紹介する。


なお、誤字脱字は、そのまま表記、一部抜粋
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2.参議院 予算委員会-2号 昭和33年06月30日

昭和三十三年六月三十日(月曜日)
   午前十一時六分開会
 
 出席者は左の通り。
中略
 国務大臣
   内閣総理大臣  岸  信介君
   法 務 大 臣 愛知 揆一君
   外 務 大 臣 藤山愛一郎君
   
中略
  
  説明員
   行政管理庁行政
   管理局長    岡部 史郎君
   日本電信電話公
   社総裁      梶井  剛君
   日本電信電話公
   社経理局長   秋草 篤二君(のちの電電公社総裁・公共建物株式会社相談役)
   日本電信電話公
   社建築局長   中田 亮吉君(のちに公共建物株式会社 社外取締役)


○中田吉雄君 
時間がありませんので、私は まず最初に電電公社の問題を取り上げてみたいと思うわけであります。
最近電電公社の問題が、国会でもいろいろ取りざたされており、政治献金の問題もうわさされています。
申すまでもなく電電公社は三十二年度で終りました第一次五カ年計画のあとを受けまして、ことしから第二次五カ年計画が発足し、四千二百億という膨大な資金計画を持っているわけであります。
従って私は公社の健全な発達のためにも、また予算の効率的な使用のためにも、ここで問題を取り上げておくことが大切ではないかと思うわけであります。
ただ昨今人事に関することがうわさされていますので、私はそのことについては全く関心を持ちませんので、そういうことを警戒しながら、もっぱら予算委員会を通じて得ました正規の資料に基いて、予算委員会の専門家等の参加を求め、分析した結果に基いて本問題を取り上げてみたいと、そうして本日は時間がありませんので、次の臨時国会、通常国会において本格的に取り上げることを申し上げ、ここでは二、三の重要な問題に限定したいと思うわけであります。
 そこで、まず私は特に申し上げておきたいことは、提出されました資料に基いてこれを結論づけ得ますことは、電電公社の建設資材、施設等の契約が極端に特定の会社に集中発注をされているということであります。
この背後に官界、政界等丁のあることも十分予測されるわけであります。そこでまず建築関係から梶井総裁にお尋ねいたしたいのですが、電電公社との関係で最も複雑怪奇なのは、満州太郎ともいわれますところの山下太郎氏を中心とする公共建物株式会社でございます。
まず私はこの会社の設立の経過、設立の発起人、役員構成、公共建物がやった電電公社の局舎契約の方式、工事額等について承りたいと思うわけであります。


○中田吉雄君 
藤山さんもたしか大臣になられてからやめられたと恐れいりますが、この会社の設立当初には重要なメンバーのように延設省には登録されていますが、承りたい。


○国務大臣(藤山愛一郎君) 
多分昭和のような公共建物を作るという話を私は聞いたわけであります。
そのときに私も民間におりまして、ただいま梶井総裁の、吉われましたように、まあステーション会社というようなものもあって、ステーションの改善をやる、官庁関係の仕事でも民間で一時やって、それを適当にやれば、それはやはり経済機能その他を発達させる上において必要なことであって、というふうに私も考えました。
しかし私は当時非常に忙しい身分でありましたために、役員等になることはお断わりをいたしたのでありますが、まあぜひとも名前だけ出しておいてくれ、こういうことであり、また当時の役員の同僚の顔ぶれを見ますと、まず相当の方々が並んでおられますので、私としては別段そんたくが行われるとも思われませんので、当時よくあったことでありますが、名前だけ出しておけということで、そういうわけで実は取締役として名前を出したわけであります。
そうして大臣になりますときによしたのであります。
しかしそういうことでありましたので、私は実は記憶を振り返ってみましても、ほとんど重役会議等に出府しておりませんので、むしろ公共建物に対してははなはだ失礼をしたという感じを持っておるわけでありますが、そういう事情でございます。


明日も続く。



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