社会の不条理を糺す会・所見

 不条理



不条理を広辞苑で調べると「道理に反すること」「不合理なこと」とある。
「不合理なこと」とは筋の通らないことである。


今や不条理は、探すまでもなく世の中に蔓延っている。


先達て、知人の大学生が歩道を歩いていたら、自転車に乗った中学生が、歩行者を「じゃまだ!どけどけ」と言わんばかりの猛スピードで走り去って行ったという話を耳にした。


個人主義が幅を利かせ、他人に気配りのできない子供たちが増えているという。


何を今更と、人は言うかもしれない。


先達て、夕暮れ時に私が新宿から電車に乗った時のことである。
二十歳代であろう若者が携帯電話を片手に独り電車に乗ってきた。


若者は車両の半分ぐらいのところまでハッキリ届くほどの大声で電話をしていた。


女は何人集まるのか?といった内容で、おそらく合コンの話で舞い上がっていたのだろう。


周囲にまったく関心がない様子である。


この若者は、羞恥心がないのか?度胸があるのか?馬鹿なのか?と考えながら、そろそろ注意してみるかと思ったとき、ある事に気づかされた。


満員電車で沢山の大人が乗り合わせている。


そして、誰一人として注意もせず、気にもとめない様子でいる。


スマホに夢中になっている者、目を閉じて寝ているもの、人それぞれである。


誰もが平然と自分の事に没頭し、迷惑そうにしていない様相。


はたして、携帯電話の若者のだけが個人主義、悪いといえるのか?


もしかしたら、この若者は周囲に迷惑をかけてはいけないとか、羞恥心という概念すら持っていないのかもしれない。


社会が、大人が、人を教え育てるという「教育」を蔑にしてきたからではないのか?


若者の振舞いに気が付いていても、見てみないふりをして平然を装う。
ギャーギャー騒がれるかもしれない、下手に関わりたくない、波風立てたくないという大人の都合だ。


安倍首相は、第一次安倍政権の時に首相として靖国神社へ参拝できなかったことを痛恨の極みと言っていた。
しかし、この程も秋季例大祭での靖国神社参拝を見送った。
理由は韓国や中国への配慮。


日本の国民が靖国神社へ参拝することの正当性を主張しながら、韓国や中国へ配慮して靖国神社へ行かない。


韓国や中国の主張に正当性がないという認識でありながら、何に配慮?
米国の意向や外交、経済戦略といったことも裏にはあるかもしれないが、
要は、ギャーギャー騒がれると、政権運営に支障がでるから、波風立てたくないだけだ。



波風立ちそうな都合の悪いことは、目を瞑って平然を装う。
目を瞑って平然を装っても、その場しのぎで根本的な解決には至らない。
今回、見送ったから次回は行っても大丈夫とはならないし、何の見返りもない。
現に、韓国は竹島で防衛訓練を実施した。
中国も西太平洋での軍事演習を明らかにしている。


今、たくさんの不条理が蔓延っており、一つ一つが複雑に絡み合って大きな不条理となって、どこから手を付けて良いのか判らないほどである。


だから取り敢えず、悪いこと、道理の通らないことを法や権力で排除しても、その場凌ぎに他ならない。


道理の通らないこと、悪いこと、不条理の根源は「教育」にある。

なぜ悪いことなのか、どうしてやってはいけないのかを教え育てる「教育」をすること、根拠と理由を諭すことが肝要だ。
それ無くして法や権力で抑えれば、納得できない者の不満が積り、反発を生むのは当然だ。


不条理を不条理で抑えれば、新たな不条理を生みかねない。この悪循環は延々と後世に続いていく。


だから、いま大切なのは一人一人が目の前の不条理にどう対峙するかということだ。


日本人の道徳心の荒廃が止まらないといわれ続けている。


国会では、政治家が原発の汚染水は海に漏れているか?と問われれば、ブロックしているという。
それは完全にという意味か?と問われれば、そうなるように努力していると答える。
国民の生活を第一義としながら、相手の失言を誘い、失脚を目論む、勝ち負けだけに拘った弁論大会の様相。本当のことを言うと上げ足を取られるから、本当にどうすべきかを議論できないでいる。


一流ホテルのレストランは、食品偽装を誤表示という。


詐欺師は、騙すつもりはなかったという。


殺人を犯した者は、殺す気はなかったという。



私利私欲、拝金主義が横行し、道理・条理の無い大人の社会。
若者が、道理・条理という概念を持ち合わせていないのも無理はない。


社会全体が、そのような風潮になっている。


文科省は世界で活躍できる人材を育成するという理由で、英語教育を小学校3年生からとり入れるというが、その前にやることがあるだろう。


公衆道徳をしっかり身に着けなければ、英語が堪能になった若者が、道理・条理という概念を持たず世界に羽ばたくのだから、世界に日本の恥を晒すだけである。


中国が、道徳教育を蔑にしたまま金を持ち渡航して、世界で恥を晒している。
各国からのクレームで流石の中国政府も国民に注意を促した。


また、幼い女の子が路上で車に跳ねられ、血まみれで倒れているのを、何人もの通行人が素通りした事件が発端で、流石に中国の国民も、民間レベルでも道徳教育の見直しが広がりを見せているという。


日本は路上に倒れる血まみれの子供を見殺しにするほど、荒廃してはいない。


確かに、
周りに目もくれず、気にもとめず、個人の欲望を満たすために、他人の命も簡単に奪う者の事件が相次いでいる。


しかし、
周りに目もくれず、気にもとめず、自らの命も顧みず、
電車の踏切内で倒れていた人を、無我夢中で救出し、命を落とした神奈川県の女性のニュースを耳にした。


同じく、持病が発端で踏切内に倒れていた人を救出し、自らは電車に跳ねられて重傷を負った埼玉県の男性のニュースを耳にした。


このように、自らの命も顧みず、困っている人を救おうとする、崇高な精神を持っている人が日本には沢山いる。


だから、目の前の不条理に、本当はこのままではいけない。何とかしなければ。という思いを心に秘めている人は沢山いると思う。


戦後、日本の自信を奪うが如く、歴史を奪い、精神を奪う教育が施されてきた。


不条理を生む根源は、結束の源となる自信と誇りを奪われた教育にある。


嘗て、多くの日本人が皆、崇高な精神を持って故郷や家族、祖国や国民を支え護ろうとした。


戦没者のことである。


自らの命を顧みず、故郷や家族、祖国や国民を護ろうとした。そして、平和を願い後世に託した。


このような先人達の崇高な精神が礎となって、自分たちの命は今、生かされている。


だから、日本人として、自信と誇りをもって生きなければならない。


目の前の不条理に目を背け、そのツケを後世に負わせてはならない。


今、目の前にある社会の不条理を糺すことが肝要である。


 


社会の不条理を糾す会・新宿      

 

本日、新宿駅アルタ前広場にて、  
 
社会の不条理を糾す会による街頭演説会が行われました。

各々の視点から世に蔓延る不条理について語られました。

     

   

        




『社会の不条理を糾す会』ホームページ
http://tadasukai.com/muscat1/←クリック



 
社会の不条理を糾す会・茨城勉強会  
http://k-10.jugem.jp/?eid=2007←クリック


   






 
 

社会の不条理を糾す会・茨城

 社会の不条理を糾す会

 

 

 

本日、茨城県にて『社会の不条理を糾す会』茨城県代表責任者と成りました大関修右先生をはじめ、発足に御尽力なさった渡邊謙二先生、若島和美先生の呼びかけの下、茨城発足を記念しまして勉強会が行われました。

 

また、『不条理』について、木村三浩先生による講説がありました。

 

 

木村先生は、条理とは物事の道理であり筋道を通すこと。

 

即ち、条理が通らないものが不条理である。

 

一般の人は多くのシガラミがあり不条理に屈してしまう。

 

だから、我々がシガラミや権力に屈せず、理不尽を糾していかなければ成らない。

 

法は悪を裁くが、その反面に「悪が法に守られている」という理不尽もある。

 

我々は、法を超えた義(道理)を上位概念に持つことが大切である。

 

という心情論理を語られました。

 

また、大国アメリカが大量破壊兵器を持っていると決め付けイラク侵攻を強行し、10万人の死者を出したこと、

 

大東亜戦争において、東京大空襲・広島・長崎への原爆投下といった数々の非人道的行為を行ったこと、

戦後、戦勝国として日本の戦争責任を事後法で一方的に裁いた極東軍事裁判(東京裁判)、

といった過ちを正当化して償わない米国を例を挙げ、不条理を糾していくことの意義について語られました。

 

講説後の質疑応答では、ヘイトスピーチに対する考えを問われると、
「自己犠牲無く、自己利益のみを求めている」
「崇高な思想への冒涜に繋がる」と厳しく批判しました。

 

日本そして世界における『不条理』を糾すにあたり、その活動の原点回帰を深く考えさせられ、大変勉強に成りました。

 



 

『社会の不条理を糾す会』の活動が全国に拡がり、蔓延る不条理に混迷する日本を救う道標となることを御祈念申し上げます。

 

本日は、有り難う御座いました。

 

『社会の不条理を糾す会』ホームページ
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